ここ数年、ハイボールの人気が出てきて注目されるようになったのがウイスキーです。
アルコール度数が高い分他の飲み物で割って飲んだり少量で飲んだりするため、実質のカロリー摂取量も少ない傾向になります。
蒸留酒で糖質も低いため、ダイエット中の人でも飲みやすいです。
このページではウイスキーのひとつ、スコッチ・ウイスキーの選び方や飲み方についてご紹介していきます。
もくじ(クリックで移動します)
英国スコットランドで製造されるウイスキーの呼び方です。
参考:(サントリー)
上記がスコッチウイスキー法での定義となっています。
スコッチ・ウイスキーには多くの銘柄、商品が販売されています。
種類も多く、樽やブレンドによっても味が違うので、どのウイスキーを選べばよいのか迷ってしまうかもしれません。
個々によって選ぶ基準も変わってきます。
スコッチ・ウイスキーを購入している人はどのような部分を重視して選んでいるのでしょうか?
スコッチ・ウイスキーの選び方についてのアンケートを実施してみました。
編集部のアンケートによると、「味わい」「価格」「アルコール度数」「容量」「ブランド・メーカー」という結果になりました。
蒸留や熟成させる工程に違いがあるので、銘柄によっても味わいが違ってきます。
モルトやピート、スモーキー感が強めの方が良いという人もいますし、逆にクセが強くない方が飲みやすいと感じる人もいます。
飲んだ時の味わい、好みで選ぶ人が多いという事ですね。
ウイスキーの価格は千円台で購入できる物から数万円する商品もあり、ピンキリです。
特別な時を除き、普段からウイスキーを飲む場合は手軽に購入できる価格帯を選ぶ傾向がみられます。
多くは40度の度数が多いですが、銘柄によっては40度以上のものもあります。
普段飲みなれている度数を基準に選ぶ人もいるようです。
ウイスキーはビン入りで若干重さもあるため、持ちやすさや手軽に購入できる容量が選ばれる傾向があります。
取り扱っているブランドやメーカーによっても特徴的なウイスキーがあります。
お気に入りのブランド内で探す人もいるようです。
スコッチ・ウィスキーは割って飲む人も多いですが、割る飲み物次第で風味や味も変わってきます。
皆さんはどのような割り方が好みなのでしょうか?
スコッチ・ウイスキーの割り方についてのアンケート調査を行ってみました。
編集部のアンケートによると、「炭酸割り」「水割り」「お湯割り」という結果になりました。
言わずと知れたハイボールが当てはまりますね。
好みの炭酸やソーダで割って飲む方法です。
グラスに氷を入れ、ウイスキーを注いでから炭酸を注ぎます。 ウイスキー1:ソーダ3~4 の割合が定番の割合です。
シンプルに水割りで飲むのもウイスキーの風味、香りを楽しめるおすすめの飲み方。
こちらも炭酸割り同様に先に氷を入れてからウイスキーを注ぎ、後から水を注ぎ混ぜます。 ウイスキー1:天然水2~2.5の割合がおすすめです。
冬はホットで飲むと体が温まりますし、お湯で割るとウイスキーの香りが立つのでまた違った楽しみ方が出来ます。
耐熱のカップに先にウイスキーを入れてからお湯を注ぎます。 ウイスキー1:天然水2~3の割合がおすすめです。
参考:(サントリー)
ウイスキーはロックで濃厚な味を楽しむ他、割って飲むのもおいしいですよね。
割り方次第でアルコール度数を調整できますし、味わいも変わっています。
編集部のアンケートによると、「ハイボール(ソーダ割り)」「水割り」「オン・ザ・ロックス」という結果になりました。
ウイスキーを炭酸で割る飲み方になりますので、ウイスキーの味自体は薄くなりますが、風味を楽しむ事は出来ますし、冷えた炭酸との相性は抜群。 のどごしがよくなります。
甘くないので食事にも良く合いますし、炭酸がキリッとした飲み口にしてくれるので夏に最適です。
ダイエット中の人だけでなくビールの糖質が気になるという人にも選ばれています。
ウイスキーを好みの濃さで飲みたいという時に適しているのが水割り。
水で割ることでウイスキーの味を楽しめますし、炭酸だと刺激が強すぎるかなと感じている人にはおすすめの飲み方です。
飲んだ時のまろやかさやウイスキーの余韻を楽しめるだけでなく、甘くないので食事にも合います。
ウイスキー初心者の人にとっても水とウイスキーの割合を調整しやすい飲み方です。
ウイスキーと氷のみで楽しむ飲み方。
ウイスキーそのものの味や風味、口当たりを楽しめる飲み方です。
大きめの氷をグラスに入れウイスキーを注ぎ入れます。
アルコール度数が高めになるのでチェイサー(水)も準備して楽しみましょう。
参考:(サントリー)
発売元はヴェリタスですが、日本ではサントリーから販売されています。
アルコール度数は40度で、ヨーロピアンオークのスパニッシュオーク樽原酒とアメリカンオークのスパニッシュオーク樽とバーボン樽原酒をバランスよくブレンド。
オーク樽の特徴でもある深みのある味わいも感じる事が出来るでしょう。
風味はバニラやレモンを思わせる一面を持ちながらも口に含んだ後はスパイシーな余韻が残ります。
シングルモルトウィスキーの中では世界的に人気のあるウイスキーです。
アルコール度数は40度でアメリカンオーク樽で熟成させています。
ジョージーのミネラル豊富な湧水を使用してマッシング(仕込み)と発酵の過程で独特な香りを作り出しているからこそ出せる複雑な味わい。
飲んだ時のスムースさを求める人におすすめです。
ザ・グレンリベット特有ともいえるバニラの風味と蜂蜜のような甘い香りを楽しめ、飲んだ後もクリーミーな余韻が残る最高級モルトといえるでしょう。
鹿のシンボルがとても印象的な、1839年創業のダルモア蒸留所で作られるシングルモルトウイスキーです。
ホワイトマッカイ社のマスターブレンダーとしても知られるリチャード・パターソンが作り出したダルモアは、昔ながらの伝統製法にこだわったシェリー樽主体の貯蔵・熟成工程を経て長期熟成されます。
バニラ・オレンジ・スパイス・フルーツを感じる香り、そして柑橘系にスパイスがプラスされているような味わいです。
かつては世界の「ウイスキーの首都」とまで言われていたカンベルタウンで、今でも残っている蒸留所からカンベルタウンハーバーは作られています。
ファーストフィルのバーボン樽原酒を使用し、ピートの香りも感じる仕上がりに。
バニラだけでなく、ヴァイオレットやラベンダーのようなフローラルさも感じます。
そして桃や青リンゴのようなフルーティー感の後にカスタードのような余韻を楽しめる10年熟成のシングルモルトウイスキーです。
スコットランドのオーヘントッシャン蒸溜所で作られているシングルモルトウイスキーです。
ピート香の軽い麦芽を使用し、ローランドの伝統ともいえる3回蒸溜を経てアメリカンオークバーボン樽で12年以上熟成させています。
ローストしたアーモンドやキャラメルのような香ばしさを感じる甘さの中にもクリームブリュレやシトラス、若葉を思わせる香りが特徴的。
スムースで濃いめの柑橘系を思わせる味わいです。
スコットランドのアイラ島にある蒸留所で作られています。
ペドロヒメネスのシェリー樽、ヨーロピアンオークのシェリー樽、バーボン樽と3種類の原酒をバッティングさせた後にヴァージンアメリカンオーク樽で後熟させているモルトウィスキーです。
スパークリングゴールドの美しい色合いのラフロイグセレクトカスクは、スモーキーな香りを感じつつもコナッツやバナナのような柔らかな甘みを感じる仕上がりになっています。
ラフロイグは1994年に王室御用達許可証を得ているシングルモルトウイスキーです。
スコットランドにあるアイラ島最古の蒸溜所で作られています。
海に面する「No.1 Vaults」貯蔵庫で12年間熟成させた琥珀色のボウモアは、潮の香りやレモンのような爽やかな柑橘系、そして蜂蜜のような柔らかさを感じるような特徴的なスモーキーな香り。
「アイラの女王」とも呼ばれるダークチョコを思わせるスモーキーフレーバーが特徴的なモルトウイスキーです。
ウイスキーの聖地としてもおなじみのスコットランドアイラ島。
アイラのどこかの蒸留所かは明らかにされていないという理由から「秘密のアイラモルト」としても知られています。
ピートの香りやヨード香が特徴的で、ドライな感覚の中にもフルーティーさを感じる個性的な味わいです。
入手しやすい価格なので、普段愛用するのにもピッタリ。
スモーキー感がある方が良いという人にもおすすめです。
1995年にアラン島のロックランザ村に誕生したアラン蒸溜所で作られています。
ファーストフィルのバーボンバレル熟成の原酒に、シェリーホグスヘッド熟成の原酒をバッティングさせてから10年熟成させています。
10年熟成にもかかわらず、やわらかさを感じる味わい、そして飲み口もなめらかです。
香りはバニラ、キウィ、バナナ、マスクメロン、ココアといった濃厚さの中にもフルーティーさを感じます。
シナモンやシトラスなど、爽やかさの中にスパイス感もある味わいのスコッチウィスキーです。
ウイスキーの中ではすっかりおなじみのバランタイン。
世界中で愛されています。
ブレンド技術が長けているウィスキーといっても良いでしょう。
バランタインは40種類以上のモルト原酒をブレンドし、豊かでなめらかな風味を追求しています。
ライトでもヘヴィーでもない飲み口なので飲みやすいですし、バニラや蜂蜜を思わせる芳醇な香り。
ウイスキー愛好家にはもちろんのこと、普段飲みにも最適なブレンデッドスコッチウイスキーです。
12年熟成をコンセプトとした世界初のブレンデッドスコッチウイスキーとしても知られているジョニーウォーカーのブラックラベル。
6世代にわたり受け継がれてきたブレンド技術で、スモーキーさを感じる中にも濃厚な味わいを実現していると言えるでしょう。
ジョニーウォーカーは29種の原酒をブレンドして作られています。
シングルモルトとはまた違った飲みやすさ、バランスの良さを求めたウィスキーを探している人や日常用としてもおすすめです。
リッチな味の中にもスムースさを追求したブレンデット技術で世界中に愛され、スコッチウイスキーの象徴ともいわれているシーバスリーガル。
2015年にパッケージを一新しました。
12年以上熟成されたモルトウイスキーとグレーンウイスキーのブレンドです。
味わいはバニラやヘーゼルナッツといった濃厚さを感じる中に、アップルのようなフルーティーさや蜂蜜のような特徴も感じます。
飲みやすいウイスキーを探しているという人におすすめです。
日本で最初に紹介され、飲まれたウイスキーとしても知られているオールドパー。
12年以上熟成されたウイスキーをブレンドしており、オーク樽の香りや緑の葉、花の香と爽やかな香りで、奥にかすかにスモーキー感を感じます。
甘いフルーティーさを感じる味わいで、加水してもバランスが取れている事から、水割りで楽しむのがおすすめ。
和食との組み合わせにも相性が良いです。
アイラ島の南岸に位置しているラガヴーリン蒸留所で作られたウイスキー。
ラガヴーリン蒸留所の創業200周年を記念して、2016年に限定リリースされた品です。
そのため入手も困難になりつつあります。
ミルクチョコやレモン、チェリーのコンポートからバニラを思わせるテイスティング。
こがしたオークや潮の味、スパイス感を感じつつもスモーキーな風味は抑えめです。
40度のウイスキーが多いですが、ラガヴーリン8年は48度と若干高めのアルコール度数になっています。
1923年に誕生して以降、ブレンデッドウイスキーとして世界中に愛されているカティーサーク。
中でもオリジナルはカティサークシリーズの原点ともいえるべき存在です。
バランスの取れた飲みやすさ、そして手軽に購入できる価格なので、ウイスキーを初めて飲むという人や普段飲みにするのにもおすすめです。
おすすめはロックやハイボール。
ライトでスムーズな味わいをお楽しみください。
1846年創業のデュワーズで販売されているブレンデッドスコッチウイスキーです。
モルトウイスキーやグレーンウイスキーをブレンドした後、更に樽に入れ熟成させるダブルエイジ製法を取り入れており、時間と手間をかけて熟成されています。
フレッシュバニラや洋ナシを感じる味わいは、ソフトでフルーティーな感覚。
なめらかでバランスの良い味わいなので、ハイボールにも適しています。
ホワイトホースファインオールドをベースにして、日本人向けにブレンドをしたものがホワイトホース12年です。
日本人の好みを知り尽くした上でブレンドされているだけあって、飲みやすいウイスキーとして日本食とも相性ぴったり。
アイラウイスキーの風味が好みという人にとっては物足りないと感じるかもしれませんが、クセがあると感じやすいピートの風味も抑えめになっていますので、クセが少ないウイスキーをお探しの人におすすめです。
スペイサイドのクラガンモアはクラシック・モルト・シリーズの一つともいわれるほど有名。
クラガンモア12年はシングルモルトウイスキーで、フローラル系やハニー、バニラの香り、そして飲んだ感じはまろやかなライトからミディアムボディになります。
モルトの味わいは強めで、甘めのウッドスモークと白檀のフレーバーを感じつつもスモーキー感は軽めです。
香りが高いウィスキーなので、飲んだ後の余韻は長めになります。
スペイサイドのベンリアック蒸溜所で作られているウイスキーはかなり個性を感じます。
クラシックなノンピート原酒、ハイランドピート原酒、三回蒸溜するトリプルディスティルド原酒を蒸留し、熟成と仕上げに厳選した樽を使用する革新的な製造方法が特徴の一つ。
ベンリアックスモーキーは自家製麦したヘビーピートモルトを採用し、フルーティーな中にもピートの香りが強めといった特徴的なシングルモルトウイスキーです。
スコットランド、スカイ島にあるタリスカー蒸留所で作られている中でも代表的といえるシングルモルトスコッチウイスキー。
10年熟成、アルコールは45.8度と若干高めです。
潮風と柑橘の甘さも感じる中、強いピートのスモーキーな香りが突き抜けてきます。
ドライフルーツやモルトの味わいの中にもペッパーのようなスパイシーさも感じる味です。
アイラ系やちょっとスモーキー感がある力強い味わいのウイスキーを求めている人に好まれています。