結婚や出産、住宅購入など、保険の加入や見直しのタイミングはさまざま。保険は専門用語が多く、種類もたくさんあるため、自分に合う保険を選ぶのは難しいですよね。
そこでおすすめなのが、保険相談窓口を利用することです。保険相談窓口では保険のプロにあらゆる悩みを相談できるため、あなたにぴったりの保険を見つけられるでしょう。
今回はおすすめの保険相談窓口10選と、保険相談窓口の選び方のポイントなどをご紹介します。
保険相談窓口を選ぶ際のポイントとして、以下の5つが挙げられます。
保険相談窓口とは、担当者と相談しながら自分に合う保険を検討できるサービスのこと。
店舗で相談する店舗型のほか、スタッフが自宅を訪問するタイプもあります。主にショッピングモールの中にあることが多いため、店舗のイメージはつきやすいのではないでしょうか。
保険相談窓口を利用するメリットは、さまざまな保険商品を効率的に比較できることです。
ショップごとに特徴が分かれるため、まずは保険相談窓口の賢い選び方を押さえておきましょう。
保険相談窓口の面談方法は主に3つです。保険相談窓口を選ぶ際は、自分に合う方法で相談できるかどうかをチェックしましょう。
面談方法 | 特徴 |
---|---|
店舗型 | 仕事や買い物の帰りに立ち寄りやすい
予約なしでも相談できる |
訪問型 | 自宅や近所のカフェまで来てもらえる 保険相談窓口が近くになくても相談しやすい |
オンライン相談 | オンライン上で相談できるため、時間や場所を選ばない 人混みを避けられる |
店舗型は、店舗に立ち寄って対面で相談するタイプです。仕事や買い物帰りに足を運びやすいのがメリット。
予約をしていると優先的に案内してもらえますが、場合によっては予約なしの飛び込みでも受け付けてもらえます。
FP(ファイナンシャルプランナー)資格を有するスタッフが常駐しているケースが多いため、専門的な知識をもつスタッフに相談したい人には店舗型がおすすめ。
予約を取る際に希望するスタッフの条件を伝えておくのもいいでしょう。
訪問型は、自宅や近所のカフェまで保険相談窓口のスタッフに来てもらうタイプです。
移動の負担を抑えて相談できるため、小さい子どもがいて店舗に出向くのが難しい人や、そもそも店舗が近くにない人などにおすすめです。
訪問型の注意点として、サービスによっては対応エリアが限定されていることがあります。
訪問型の保険相談窓口の予約を取る際は、お住まいの地域が対応可能かどうかを確認しておきましょう。
オンライン相談は、文字通りオンライン上で相談できるタイプです。
相談する時間や場所を選ばないため、忙しい人でもすきま時間を活用して相談できるのが魅力。
近頃は人混みや対面でのコミュニケーションに抵抗がある人も増えていますが、画面上でやりとりするオンライン相談は「密」を避けられるため、安心して利用できるでしょう。
オンライン相談を利用する際は、前もって予約しておくのが基本です。当日に申し込んでも予約枠が埋まっていることが多いため、希望する日時を事前に押さえておきましょう。
保険相談窓口を選ぶ基準として、FP資格保有者の有無が挙げられます。
自分に合う保険を選ぶためには、知識や経験が豊富なスタッフに相談するのが有効です。
スタッフのスキルを判断するためには、FP資格を保有しているかどうかがひとつの基準となります。
FP資格とは、お金の専門家であるファイナンシャルプランナーとしての実績や信頼を示すもの。
保険相談窓口のスタッフは原則として保険募集人資格を保有していますが、FP資格の取得は義務付けられていません。
そのため、FP資格保有者が多い保険相談窓口は、金融に関する知識の豊富さはもちろん、勉強やスキルアップなどに意欲的であると考えられます。
熱心なスタッフが多い保険相談窓口なら、保険に関する悩みに対して真摯に向き合ってもらえるでしょう。
保有資格とあわせてチェックしておきたいのが、スタッフの経験年数です。保険相談窓口の仕事は顧客とのやりとりがメインのため、経験年数が長ければ顧客からの信頼が厚いと推測できます。
また、保険は加入してから数年後に保険金を請求するのが一般的です。
長く働いているスタッフは加入からアフターフォローまでをひと通り経験していると考えられるため、業界での経験年数はスタッフのスキルを測るものさしにもなります。
保険相談窓口の強みは、多数の保険会社や保険商品をまとめて比較できることです。
取り扱いのある保険会社の数が多ければ多いほど選択肢が広がるため、利用する前に取扱保険会社数をチェックしておきましょう。
医療保険や生命保険の加入を検討している場合は、10社以上の生命保険会社を取り扱う保険相談窓口がおすすめ。
複数の生命保険会社でプランを設計してもらえば、自分に合う保険商品や保障内容を考えやすくなります。
20社以上であれば選べる範囲がさらに増えますが、20社以上をカバーしている保険相談窓口は少ないため、相談先を選びにくくなるかもしれません。
10社以上をひとつの目安にし、保険料や保障内容を比較してベストな保険に加入しましょう。
自動車保険や自転車保険、火災保険などの損害保険について相談したい場合、取扱保険会社の目安は5社以上です。
「取扱保険会社数は多いほうがいいのでは」と思う人もいるかもしれませんが、損害保険会社を10社以上取り扱う保険相談窓口は多くありません。
なかには専門性の高い商品しか取り揃えていないケースもあるため、まずは5社を基準にして保険相談窓口を探すのが無難です。
保険相談窓口を選ぶ際は、予約方法も注目すべきポイント。
訪問型やオンライン相談を行なっている保険相談窓口は、事前の予約が必要なケースがほとんどです。
店舗型のサービスを利用する場合も、予約してから来店するほうがスムーズに対応してもらえます。
予約の取りやすさを考えるなら、ネット予約と電話予約に対応しているショップを選びましょう。
保険相談窓口の利用を考えているなら、お住まいの地域に対応しているショップを選ぶことが大切。
特に店舗型の保険相談窓口の場合、居住している地域に店舗がないこともあります。
または、お住まいの都道府県に店舗があったとしても、自宅から離れた場所に位置していれば気軽に立ち寄るのは難しいでしょう。
対応エリア内のどこに店舗があるのかを確認し、自宅や職場からアクセスしやすいかを考えてみてください。
訪問型の場合は自宅や近所のカフェまでスタッフに来てもらえますが、地域によっては対応不可となっていることもあります。
そのため、保険相談窓口を比較する際は対応エリアをチェックするのが賢明です。
特に、拠点数が多くて全国展開しているショップなら、引っ越してからもアフターフォローを引き継いでもらえるので便利。
居住する地域に対応している保険相談窓口が少ない場合は、住む場所に左右されないオンライン相談の利用を検討しましょう。
ここからは、おすすめの保険相談窓口10選をご紹介します。
面談方法や取扱保険会社数など、ショップごとに特徴はさまざま。各ショップの特徴を比較しながら、自分に合う保険相談窓口を探してみてください。
保険ランドリーは、訪問型の保険相談を提供するサービスです。ネットや電話で保険相談を申し込むと、プロの保険コンサルタント(保険代理士)を自宅などに派遣してもらえます。
「保険選びのコツは『担当コンサルタント選び』」というコンセプトを掲げているとおり、保険コンサルタントの質を重視しているのが特徴です。紹介するのは独立系または提携代理店の保険コンサルタントのみのため、特定の保険会社に偏ることなく、中立的な立場からベストな保険プランを提案してもらえます。
保険コンサルタントとの面談は、現在加入中の保険プランの診断から始まります。その際に改善できるポイントが見つかった場合は、ライフスタイルや将来設計に合わせてオーダーメイドの保険プランを設計してもらうことが可能です。
担当スタッフの提案力や経験の豊富さを重視するなら、保険ランドリーの利用を検討してみてください。
ほけんガーデンプレミアは学資保険に特化した保険相談窓口です。「取扱保険会社数10社以上」「人柄」「経験」など、ほけんガーデンプレミアが定める基準をクリアしたプランナーに教育費などの悩みを相談できます。
平日はもちろん、土日祝も朝9時から夜8時まで対応しているため、都合に合わせて相談日を設定しやすいのが特徴です。プランナーの提案に満足できない場合は、保険ガーデンプレミアに伝えることで担当者の変更にも応じてもらえます。
また、提案されたプランが適切かどうか検討したい場合は、セカンドオピニオンとして他のプランナーに相談することも可能です。無料相談を利用するとプレゼントがもらえるキャンペーンを実施していることもあるため、公式サイトの最新情報をチェックしてみましょう。
保険見直しラボは、国内でもトップクラスの全国約70ヵ所に拠点を持つ保険相談窓口です。訪問型とオンライン相談に対応しているため、外出が難しい人や自宅などのリラックスできる環境で相談したい人に向いています。
保険見直しラボの特徴は、ライフスタイルや個々の考え方をしっかりとヒアリングしたうえでプランを設計すること。取扱保険会社数は30社を超えており、豊富な選択肢から一人ひとりに合う保険プランを提案してもらえます。
在籍するスタッフの平均業界経験年数は12年以上となっているため、担当者の質にこだわる人も満足できるでしょう。自分に合う保険プランを経験豊富なスタッフにカスタマイズしてもらいたい人は、保険見直しラボの利用を検討してみてください。
保険クリニックは、全国に250店舗以上を展開する保険相談窓口です。店舗での相談はもちろん、訪問型・オンライン相談にも対応しています。相談できる内容は多岐にわたり、保険の加入や見直しに加えて家計やローンについてもアドバイスしてもらえます。
多くの店舗では無料のキッズスペースを完備しているため、お子様連れでも店舗に足を運びやすいでしょう。
また、一人ひとりに合わせた「分析シート」「ライフプランシート」「リスクプランシート」を作成してもらえるのも特徴です。「加入している保険は適切か」「人生において必要なお金はいくらか」などをグラフでわかりやすく説明してもらえます。
保険商品の選定には独自開発の「保険IQシステム」を導入し、コンサルタントの主観に偏らないプラン設計を実現しています。利用者目線に立った充実のサポートを受けたいなら、保険クリニックの無料相談を申し込んでみてください。
東京都町田市に店舗を構えるアレコは、暮らしに関するさまざまな見直しを提案するサービスです。店舗での相談のほか、訪問型やオンライン相談、電話相談にも対応しています。事前に予約すれば営業時間外でも対応してもらえるため、営業時間内の相談が難しい場合は日時について問い合わせてみましょう。
アレコの特徴は、保険以外にも幅広い分野をカバーしていることです。保険の加入や見直しはもちろんのこと、月々の支出の適正金額や光熱費の見直し、リフォームなどについても無料で相談できます。
保険プランの相談に加えて生活費全体の見直しもお願いしたい場合は、アレコの申し込みを検討するのがおすすめです。
マネードクターは、全国47都道府県に店舗を展開する完全予約制の保険相談窓口です。相談場所の選択肢が豊富で、マネードクターの店舗や自宅、カフェや勤務先などを指定できます。オンライン相談にも対応しているため、すきま時間を活用したい人にも適しているでしょう。
ネット・電話・LINEのいずれかで予約でき、最短翌日に相談することも可能です。また、マネードクターに在籍するのは一定の基準を満たしたファイナンシャルプランナーのみ。保険の相談に加え、キャッシュフロー診断や教育費・住宅ローンのアドバイスもお願いできます。
利用しやすさと在籍スタッフの質の良さを重視するなら、マネードクターの無料相談を申し込んでみてはいかがでしょうか。
みんなの生命保険アドバイザーは、保険相談サービスを含む資産形成・資産運用コンサルティングを17年以上手がける企業が運営しているサービスです。専用フォームから申し込みを行うと、相談内容や要望にマッチするファイナンシャルプランナーを紹介してもらえます。
利用者の安心感や満足度を第一に考え、「ストップコール」を実施しているのが特徴です。担当者の提案に不満を感じた場合は、ストップコールによって担当者の変更・面談の中止を電話1本で行なえます。
無料相談後にアンケートに回答するとプレゼントがもらえるキャンペーンもあるため、お得に保険の相談をしたい人は申し込みを検討してみましょう。
保険相談窓口は多数存在するため、それぞれの特徴を比較するのは簡単ではないでしょう。
そこで、各ショップの特徴を見比べられるように、面談方法や予約方法などを一覧表にまとめました。
自分に合う保険相談窓口を選ぶ際の参考にしてください。
サービス | 面談方法 | FP資格保有者の 有無 |
取扱保険会社数 | 予約方法 | 対応エリア |
---|---|---|---|---|---|
保険ランドリー | 訪問型 | 記載なし | 保険コンサルタントによる | ネット予約 | 全国 (一部地域を除く) |
ほけんガーデンプレミア | 訪問型 オンライン型 |
記載なし | 10社以上 ※プランナーによる |
ネット予約 | 全国 |
ナビナビ保険 | 訪問型 オンライン相談 |
在籍 | 10社以上 | ネット予約 電話予約 |
全国 |
保険見直しラボ | 訪問型 オンライン相談 |
記載なし | 30社以上 | ネット予約 電話予約 |
全国 |
保険クリニック | 店舗型 訪問型 オンライン相談 |
記載なし | 40社以上 ※店舗によって異なる |
ネット予約 電話予約 |
全国 |
アレコ | 店舗型 訪問型 オンライン相談 電話相談 |
在籍 | 15社以上 | ネット予約 電話予約 |
全国 (店舗は東京都1店舗のみ) |
マネードクター | 店舗型 訪問型 オンライン相談 |
在籍 | 30社以上 | ネット予約 電話予約 LINE予約 |
全国 |
みんなの生命保険 アドバイザー |
訪問型 | 在籍 | プランナーによる | ネット予約 | 全国 (一部地域を除く) |
保険の加入・見直しを検討しているなら、保険相談窓口を利用するのがおすすめです。
経験豊富な保険のプロに相談すれば、自分に合うプランを考えやすくなるでしょう。
ただし、保険の加入目的やマネーリテラシーの有無などによっては、保険相談窓口のメリットを得られない人も。
メリットがない状態で利用すると、お金がかからないとはいえ時間を無駄にすることになりかねません。
保険の無料相談を検討しているなら、まずは利用によってメリットが得られるかどうかを考えてみてください。
保険相談窓口の利用が向いているのは、保険の悩みについてプロにアドバイスしてもらいたい人や、無料で相談したい人です。
保険相談窓口に在籍するスタッフは「保険募集人」という資格を保有しているのが基本で、保険の知識に優れている人ばかりだからです。
なかには、保険を含む幅広い金融知識を有するファイナンシャルプランナーが在籍していることも。
無料で専門家のアドバイスを得られるのは、保険相談窓口ならではのメリットでしょう。
また、何度相談してもお金がかからないため、妥協せずに保険を選びたい人にも適しています。
自社の商品のみを扱う保険会社とは異なり、複数の保険会社の商品を扱っているのも保険相談窓口の特徴です。
さまざまな商品を比較したうえで最適なプランを設計してもらえるため、豊富な選択肢の中から保険を選びたい人も満足できるでしょう。
なお、保険は「加入すれば終わり」というわけではありません。
万が一の際の保障として実際に保険の恩恵を受けるのは、加入して時間が経ってからだと考えられます。その際は保険金・給付金の請求手続きなどが発生しますが、保険相談窓口を経由して加入していれば、加入後の手続き面もサポートしてもらえます。
また、加入してからライフスタイルが変化し、保険プランや保障内容を見直したくなることもあるでしょう。
保険相談窓口なら、加入後の保険の見直しを任せることも可能。保険の加入時だけではなく、加入後のアフターフォローを重視する人にも保険相談窓口がおすすめです。
さらに、相談できる場所のバリエーションが豊富な点もメリットのひとつです。
生活圏内に店舗があれば、用事のついでに気軽に立ち寄れるでしょう。訪問型の保険相談窓口を利用すれば、自宅や勤務先、近所のカフェまで来てもらうこともできます。
特にオンライン相談はどこでも相談できるのが特徴で、好きな場所・タイミングで相談したい人にぴったりです。
保険相談をおすすめしない人の特徴として、保険に加入する目的が定まっていないことが挙げられます。
「なぜ保険に加入するのか」がはっきりしていなければ、自分に合う保険に加入するのは難しいものです。
目的が定まっていない状態では、保険相談窓口の担当者もベストな保険プランを設計しにくいでしょう。
例として、保険相談を利用する際は以下のような目的を明確に持っておくことが大切です。
「なんとなく保険に加入したい」という意識では、保障内容が自分に合わない保険に加入してしまい、結果として保険料が無駄になることにもなりかねません。
保険に加入する意味がはっきりしていないなら、保険相談窓口の利用は控えたほうがいいでしょう。
また、担当者の質や経験にこだわりがある人にも保険相談窓口はおすすめできません。
担当者のスキルや経験にはばらつきがあるため、場合によっては担当者の対応に満足できないことも十分にあり得ます。
ショップによっては簡単に担当者を変更できる仕組みが備わっていますが、担当者が変われば相談する時間を改めて確保しなければいけません。
担当者の質や経験に差があることに納得できず、担当者の変更に際して手間をかけたくないなら、保険相談窓口は向いていないでしょう。
なお、マネーリテラシーが極端に低い場合も、保険相談窓口のメリットを得られない可能性が高いです。
マネーリテラシーとは、簡単にいうと「お金の知識・判断力」。お金の知識が浅い状態で相談すると、不要な保険に加入してしまうかもしれません。
というのも、保険相談窓口では公的保障でカバーできるような保障内容を勧められることがあるからです。
せっかく保険に加入しても、公的保障と保障内容が重複していれば、その分の保険料が無駄になってしまうでしょう。
不要な保険に加入しないためには、ある程度のマネーリテラシーを身につけておく必要があります。
お金に関する知識に自信がないなら、むやみに保険相談を利用するのではなく、まずは知識をつけることを優先するのが無難です。
自分に合う保険プランや保障内容についてアドバイスしてもらいたいなら、保険相談窓口を利用するのがおすすめ。
保険相談窓口を利用すれば、加入時はもちろん加入後にもさまざまなサポートを受けられます。
利用する際に料金はかからず、ショップによっては保険以外のお金の悩みも相談できます。
何回相談しても無料のため、保険選びを妥協したくない人でも満足できるでしょう。
保険相談窓口を選ぶ際のポイントは、面談方法や予約方法、FP資格保有者の有無などです。豊富な選択肢から保険会社を選びたい場合は取扱保険会社数にも注目しましょう。
なお、お住まいの地域が対応エリアに含まれているか確認することも大切です。
それぞれの特徴を比較し、あなたに合う保険相談窓口を探してみてくださいね。